愛知県警の元警察官の男が複数の女性に乱暴するなどした罪に問われている裁判で、名古屋地裁は27日、懲役15年の判決を言い渡しました。

 愛知県警機動隊の巡査長だった井上陽被告(29)は去年4月、名古屋市で当時20歳の女性を脅迫したうえ乱暴し、PTSDを発症させるなど、あわせて6人の女性に対する強制性交等致傷などの罪に問われていました。

 これまでの裁判で弁護側は起訴内容の一部を否認し、検察側は「『応じなければ捜査する』と脅迫し、警察官の身分を悪用した」などと指摘していました。

 27日の判決で名古屋地裁は「被害者は6名にも及ぶ上、警察官であることを利用して脅迫しており、一層厳しい非難に値する」などとして懲役15年を言い渡しました。

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