パトカーの赤色灯=曽根田和久撮影

 放課後デイサービス施設に通う女子中学生に性的暴行を加えたとして、大阪府警布施署は26日、施設の職員と元職員の男性2人を不同意性交等容疑で逮捕した。2人とも容疑を認めているという。

 2人は堺市堺区の会社員、下野祐次(23)と大阪市浪速区のアルバイト、岡本直樹(25)両容疑者。

 逮捕容疑は、下野容疑者が今年3月上旬、岡本容疑者が6月下旬、同じ女子中学生に大阪府内のホテルで性的暴行を加えたとしている。2人は当時、児童指導員として施設で小中学生に勉強を教えるなどしていた。

 岡本容疑者はSNS(ネット交流サービス)で女子中学生を誘い出していたことも裏付けられ、わいせつ目的面会要求の疑いでも逮捕された。下野容疑者は「性的欲求が抑えられなかった」、岡本容疑者は「カラオケに誘ってからホテルに連れ込んだ」と話しているという。

 布施署によると、7月に岡本容疑者自らが署に「女の子と関係を切りたい」などと相談して発覚。女子中学生の署への説明で下野容疑者も性的暴行を加えていたことが明らかになった。【川地隆史】

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