JR九州の子会社による高速船「クイーンビートル」の浸水隠ぺい問題をめぐり、九州運輸局長は26日、「安全への意識が欠如している」と厳しく批判した上で、今後もチェックを続ける方針を示しました。

◆九州運輸局 原田修吾 局長
「全く安全への意識が欠如していると言わざるを得ません。我々としても大変遺憾だと思っています」

JR九州高速船がクイーンビートルの浸水を把握しながら3カ月以上にわたって国へ報告せず運航を続けていた問題をめぐり、国土交通省は9月17日、海運輸送法に基づく行政処分を行っていました。

九州運輸局の原田局長は26日の定例会見で、この処分に至った問題について「輸送の安全確保を根底から覆す」と厳しく批判しました。

その上で、JR九州などの組織全体のあり方や安全体制の確保の構築について、今後も対応をチェックしていきたいとしています。

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