能登半島地震の被災地を襲った石川県の豪雨で、25日午前、輪島市で土砂に埋もれた女性1人が発見され、死亡が確認されました。

女性の遺体が見つかった石川・輪島市から、FNN取材団・杉山真一アナウンサーが中継でお伝えします。

4人の行方がわからなくなっている輪島市久手川町にある塚田川の上流では、25日午前6時ごろから、消防・警察・自衛隊などの捜索活動が行われています。

そして午前9時10分ごろ、土砂などにうつ伏せの状態で埋もれていた女性1人が発見されました。

最初に白い自動車が発見され、そこから2メートルほど先のところで、1メートルくらいの分厚い土砂に埋もれた状態で発見されました。

女性は、その場で死亡が確認され、まだ年代はわかっていないということです。

捜索を見守っていた安否が分かっていない井角祐子さんの夫・井角隆さんは、「(別の家の)2階から(自分の家が)流される様子を見た。(自宅があった場所には)だいぶ通いました」と話しました。

また、行方不明になっている中学3年生の喜三翼音さん(14)の両親も、25日も現場付近に来ていました。
付近の住宅にたまった土砂などをスコップで丁寧にかき分けながら、何か少しでも遺留物がないかと探していました。

父親の鷹也さんは、「何か少しでも動きがあれば」と疲れた表情で語ってくれました。

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