愛知県警の元警察官の男が複数の女性に乱暴するなどした罪に問われている裁判で、検察側は24日、懲役18年を求刑しました。

 愛知県警機動隊の巡査長だった井上陽被告(29)は去年4月、名古屋市で当時20歳の女性を脅迫した上で乱暴しPTSDを発症させるなど、6人の女性に対し強制性交等致傷などの罪に問われています。

 これまでの裁判で、弁護側は起訴内容の一部を否認し、検察側は「警察官であることを伝え『応じなければ捜査する』などと脅迫した」と指摘していました。

 24日の論告で検察側は「職務で得た知識や警察官という身分を悪用し、常習的に敢行された卑劣かつ狡猾な犯行」などと悪質性を訴え、懲役18年を求刑しました。

 弁護側は懲役6年が妥当と主張しました。

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