福島県二本松市では高齢ドライバーによる事故を防ごうと、最新のドライビングシミュレーターを使った講習会が開かれた。

福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「こちらの機械が県内で初めて導入されたドライビングシミュレーターです。ハンドルはゲーム機のコントローラーの様ですが、映像が鮮明でとてもリアルです」

65歳以上の高齢者約40人が参加した体験講習会。二本松市の会場に持ち込まれたのは、高齢者の運転技術の向上を支援するドライビングシミュレーターで、福島県警察本部が初めて導入した。
「ピコーン!少しミスが目立つようです」シミュレーターでは、画面の指示にしたがってアクセルやブレーキを踏めるかや、通った道の特徴を覚えているかなどを確認。自分の認知機能や運転技術のレベルを把握する。
参加者は「難しいです。道路だけ見ていたら赤とか黄色とかそういうの見落としてしまうんです。やっぱり運転って怖いなって思いました」「(ニュースで)高齢者が事故を起こしたとなると、自分でも気を付けなきゃという」などと話す。

運転に必要な記憶力や判断力が数値化されるほか、運転能年齢を測定することもできる。
矢崎アナウンサー:「これは難しい・・視野を広くしていないと・・うう!」
測定結果は…「26歳!3歳若い!!やった~!」

福島県警察本部交通企画課の田中秀幸補佐は「運転に不安がある方は自主返納ですとか、サポカーーに変えたり、考えていただくことのきっかけになればいいかなと」と話す。

このシミュレーターは持ち運びが可能で、県警警察本部では体験講習会を各地で行うことにしている。

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