備品を買うために同僚から集めた現金約77万円を横領したとして、宮城県多賀城市にある陸上自衛隊多賀城駐屯地の30代の自衛隊員が9月24日付で懲戒免職となりました。

懲戒免職となったのは、陸上自衛隊多賀城駐屯地の第119教育大隊に所属する30代の2等陸曹です。
多賀城駐屯地によりますと、2等陸曹はおととし4月25日、部隊で使用するリュックサックやTシャツの購入代金として隊員39人から集金した現金77万5千円を横領しました。

横領後、2等陸曹は同じ部隊の50代の1等陸尉に対し、「集金した現金の一部を帰宅中に紛失した」とうその説明をしていましたが、その後、多賀城駐屯地の調査を受けて「借金を返済するために横領した」と認めたということです。

また、2等陸佐から話を聞いていたにも関わらず、上司への報告を怠ったとして、1等陸尉を減給15分の1(1カ月)の懲戒処分としました。

第119教育大隊長は「このような事案を起こしてしまったことを深くお詫び申し上げます。隊員に対する指導を改めて徹底し、再発防止と信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。

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