24日午前8時14分、八丈島の南180キロの鳥島近海を震源とする地震が発生した。伊豆諸島と小笠原諸島に出されていた津波注意報は、24日午前11時に全て解除された。八丈島では50cmの津波を観測していて、気象庁は、海底火山の活動の影響によるものか調査している。

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震源の深さはおよそ10キロ、マグニチュードは5.9と推定されていて、気象庁は、伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報を発表したが、午前11時に全て解除した。

八丈島の八重根では、午前9時前に50センチの津波を観測している。

震源は、9月19日に噴火警報がでている須美寿島の周辺で、気象庁は、今回の津波に海底火山の活動が影響しているか調査している。

八丈島に津波到達…渦巻いた波を確認

八丈島に津波が到達した直後の午前9時過ぎに撮られた映像を見ると、渦を巻いた波が確認できる。

八丈島のダイビングショップ「アラベスク」の小金沢さんは、「漁港の中なので普段はかなり穏やかなんですね。奥から汚れた水、濁った水が入ってきて渦を巻いている様子を見ることができた」と語った。

「漁港の中で普段は穏やかだが、渦を巻いている様子が見られた」とダイビングショップ・アラベスクの小金沢さん

また、その15分ほど後に、島の反対側の港で動画を撮影した人は、「波はいつもと全然違う。うねった感じ」と語った。

東海汽船によると、津波注意報の影響で、伊豆大島を発着する高速ジェット便あわせて4便が欠航した。

今後、状況に応じて運航を再開するほか、臨時便も運航するという。

これまでに、この地震と津波で被害は確認されていない。

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