河井夫妻の大規模買収事件をめぐる裁判で、検察による供述誘導があったと主張しながら有罪判決を受けていた元広島市議について、最高裁が上告を退けたことが分かりました。

木戸経康元市議は2019年の参院選で河井克行元法務大臣から妻の案里元議員を当選させる目的と知りながら現金30万円を受け取った罪に問われています。

検察に不起訴を匂わせて買収を認める供述を誘導されたと明かし無罪を主張したものの、1審の広島地裁と2審の広島高裁いずれも有罪判決となっていました。
木戸元市議は判決を不服として上告していましたが、最高裁第一小法廷は今月18日付で上告を退ける決定をしました。罰金15万円・追徴金30万円の有罪判決が確定することになり、公民権が5年間停止されます。

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