4月20日に発生した岩手県宮古市の山林火災について、発生から4日目の23日、火事はほぼ消し止められたとして宮古消防署が「鎮圧」を発表しました。

消防などによりますと、この山林火災は4月20日午後1時過ぎ、宮古市刈屋の小屋から出火し、周辺の山林に燃え広がりました。

県によりますと、焼失面積は23日午前11時半時点で180haとなっています。

発生から4日目の23日朝も3カ所で煙が確認されため、県の防災ヘリと自衛隊のヘリによる消火活動が行われました。

そして午前10時半ごろ上空から熱源の探知を行った結果、
宮古消防署 岩花一則署長
「煙が出ているところが発生場所がないということでしたので11時30分に鎮圧状態であるということを報告いたします」

鎮圧宣言を受けヘリでの消火活動はいったん終了し、今後は、ドローンによる警戒監視や消防が山に入って煙がないか確認するということです。

宮古消防署によりますと、完全に火が消えたことを意味する「鎮火」については時間をかけて慎重に判断したいとしています。

民家への延焼も心配されましたが、消防などの懸命の消火活動の結果被害はなく、けが人もいませんでした。

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