仕事への意欲が高い男性は、育休の取得率も高いことが分かりました。

19日、積水ハウスが発表したのは、男性の育休事情を調査した男性育休白書。

対象:配属者および小学生以下の子どもと同居する人
人数:9400人(20~50代)
期間:2024年6月14~26日

それによると、2024年の育休取得率は27.3%。

6年間で2.8倍増加しており、2023年に続き過去最高となりました。

さらに、仕事との関係性を見てみると、仕事への意欲が高い男性のほうが、育休取得率も高い傾向にあることも分かりました。

そして、取得日数は平均29.9日で、6年間で12.6倍増加していてこちらも過去最高となりました。

妻の職業別で見てみると、フルタイム勤務の場合は専業主婦の場合よりも、取得率・取得日数ともに高い傾向となっています。

さらに、夫の育休取得日数が多いほど妻の満足度は高くなり、半年を超えると、約8割の女性が満足している結果となりました。

しかし、男性が育休を取得しても、ほとんど家事・育児を行わない「とるだけ育休」と評価される場合も。

夫の育休取得日数が1カ月以上の場合、約4割の妻が「とるだけ育休」と感じていることが分かりました。

積水ハウス 執行役員 ダイバーシティ推進部長・山田実和さん:
男性育休は、従業員と家族の幸せのための施策である、幸せの基盤づくりとして位置づけている。日本でも男性の育児休業取得が、当たり前になる社会を目指している。育休取得は家族にとっても、自分にとっても、新たな幸せに出合える選択肢にもなると考えている。

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