消防署の出張所で保管していた現金を繰り返し盗んだとして19日、備北地区消防組合消防本部は、消防副士長の男性(30)を懲戒免職処分にしたと発表しました。

組合によりますと消防副士長の男性は去年7月から今年7月までの間、勤務する庄原消防署高野出張所で、施錠されたロッカーから複数回にわたり、切手の購入などに充てる通信運搬費を盗んでいました。

今年7月12日、ロッカーで保管していた現金3000円が、なくなっていることが判明。
警察に被害届を出しその後、警察が職員への事情聴取を行ったところ、男性が盗んでいることが発覚しました。

男性は、盗んだことを認めていて、盗んだ現金は生活費に充てていましたが、給料日後の月末に盗んだ現金を戻していたということです。
組合は、住民の信用を著しく損なったなどとして、19日付で男性を懲戒免職処分にしました。

また、警察は、男性を窃盗の容疑で書類送検しました。
組合の松田吉弘消防長は「服務規律と綱紀粛正の徹底を図り、住民の皆さまの信頼回復に全力を尽くす」とコメントしています。

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