気象庁は関東甲信地方では、19日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要と呼びかけています。また、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してほしいとしています。
■大気の状態が非常に不安定
気象庁によりますと、前線が、日本海から東北地方を通り、日本の東にのびていて、関東甲信地方は、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込みとしています。また、関東甲信地方では、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるとして、注意・警戒をよびかけています。
■雨の予想
関東甲信地方では、19日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みだということです。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるとしています。
・19日に予想される1時間降水量（多い所で）
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 40ミリ
・19日午前6時から予想される24時間降水量（多い所で）
関東地方北部 60ミリ
関東地方南部 80ミリ
甲信地方 60ミリ
■土砂災害、低い土地の浸水、河 川の増水に注意・警戒
気象庁は関東甲信地方では、19日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河
川の増水に注意・警戒してほしいと呼びかけています。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてほしいとしています。降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
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