福島県石川町の発注工事を巡る官製談合事件と贈収賄事件の初公判が開かれ、検察が被告の塩田前町長に懲役2年6カ月を求刑した。この一連の事件は、町政に大きな影響を与えた。

9月18日に、9月定例議会が閉会した石川町。
再発防止に向けて設置した第三者委員会は、見直しを含め入札制度の在り方を検証し、年内に案をまとめる予定だ。石川町では、第三者委員会がまとめた案を元にした入札制度を新年度から始めることを目指している。
石川町議会の近内雅洋議長は「やはり町民の理解を得ることが、一番の信頼回復に繋がると思う。議会としては、行政の監視役としてしっかり監視していかなきゃいけない。粛々と頑張っていきたい」と話した。

また事件の後、入札が停止された認定こども園は、暫定措置として8月に入札を再開した。認定こども園は、2025年4月の開園を目指し工事が進められている。

検察は石川町に与える不利益や社会に与える影響も大きいと指摘し、塩田被告に懲役2年6カ月を求刑している。判決は11月18日に言い渡される。

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