複数の女性に対して乱暴するなどした罪に問われている愛知県警の元警察官の男が、17日の裁判で起訴内容の一部を否認しました。

 愛知県警警備部機動隊の巡査長だった井上陽被告(29)は去年4月、名古屋市内の駐車場に停めた車の中で、当時20歳の女性を乱暴しPTSDを発症させた罪などに問われています。

 井上被告は20歳の女性に対する事件で当初、強制性交等の罪で起訴されていましたが、17日の裁判では、より量刑が重い強制性交等致傷の罪に訴因変更されました。

 弁護側は立件された4つの事件のうちの1つについて「性行為をする意図はなかった」などと主張し、起訴内容の一部を否認しました。

 検察側は冒頭陳述で「女性に警察官の名刺を見せて脅していた」などと犯行の悪質性を指摘しました。

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