土地取り引きの目安となる「地価」について宮城県が調査結果を公表し、住宅・商業地ともに12年連続で上昇しました。

「地価」は土地の取り引きを適正な価格で行うために県が毎年調査していて、県内405地点について、9月17日、結果が公表されました。県全体の平均変動率は2.2パーセントで、12年連続の上昇となりました。

住宅地の変動率トップは大和町杜の丘2丁目で、12.7パーセントの上昇となりました。

西山敦不動産鑑定士
「仙台市の郊外の延長ということで、隣接市町村で住宅を求める動きが強い。新しい住宅団地でもありますし割安感もある。周辺で商業施設も整備されていることも理由」

また、商業地で最も価格が上昇したのは宮城野区榴ヶ岡1丁目で、上昇率は16.7パーセントでした。

最も価格が高かった商業地は「仙台東宝ビル」がある青葉区中央2丁目で、価格は1平方メートルあたり432万円です。こちらは42年連続で最高価格となっています。

一方、商業地で最も下落したのは気仙沼市本吉町津谷松岡で、1平方メートルあたり1万5400円です。

西山敦不動産鑑定士
「空き店舗が多くて不動産取り引きが見当たらない。過疎化と商店街の衰退が加速しており店舗自体が住宅地化している」

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