小美玉市内で保護されたアメリカン・ピットブルテリア(写真は逃走時)=小美玉市提供

 茨城県小美玉市は17日、市内で目撃されていた特定犬のアメリカン・ピットブルテリア(ピットブル)が同日朝、市内の飼い主宅で保護されたと発表した。市によると、近づいた男性1人に犬の歯が触れ、かすり傷を負ったが、当該犬にかまれるなどの被害はなかった。

 市によると、犬は市内の30代男性が飼育。8日夜、男性が散歩のため犬をおりから出したところ、逃走した。10日夕、男性宅から5キロ内の同市三箇の70代夫婦宅から「庭に迷い犬がいる」と市に通報があり、市職員が急行。捕獲を試みたものの犬は逃げ、市や石岡署が付近の住民らに注意喚起していた。

 17日午前5時半ごろ、飼い主から市に「犬が戻った」と連絡があった。

 市によると、犬の飼育には県条例に基づく係留義務があるため、飼い主の男性に対し、確実にリードをつなぐよう指導した。【鈴木美穂】

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