台湾東部で22日夕方以降、地震が相次いでいる。
震度4以上は100回以上、震度5以上も5回起きている。
4月3日にも大きな地震があった台湾だが、なぜこれほど地震が頻発しているのだろうか。
日本時間の23日未明に台湾で起きた地震の瞬間をとらえた映像では、画面左に映るホテルが、地面にめり込むように崩れていく。
震源地は台湾東部の花蓮県。
4月3日のマグニチュード7.2に続き、再び大きな地震が起きた。
現地の気象当局によると、日本時間の23日午前3時半ごろ、マグニチュード6以上の地震が2回発生した。
その2回の大きな地震をとらえた映像がある。
1回目の揺れから約6分後に2回目の揺れが確認できる。
3日の地震後、「危険」と判断されていたビルは、下の階が崩れてしまった。
現地に住む人「鉄骨で支えているのに地震で倒れた」
今回の地震で傾いたホテルは、3日の地震で被害に遭い「危険」と判断され営業を取りやめていたため、中には誰もいなかった。
これまでのところ、今回の地震によるけが人などは報告されていない。
しかし花蓮県では、日本時間22日午後6時以降、地震が頻発。
FNNの調べでは、これまでに起きた震度4以上の地震の回数は100回以上、震度5以上の地震は5回も起きている。
現地に住む人「一晩中揺れて怖かった」、「外に逃げ出して、夜、全然眠れなかった」
ひと晩中続いた揺れについて、先日「イット!」の取材に応じてくれた現地に住む日本人の男性に聞くと...。
花蓮日本人会・溝渕剛さん「この2日間くらいは、おとなしくなっているなというところで、昨日の夕方あたりから、おかしい。なんか嫌な予感がするなと思ったら、夜中にドンと(来ました)。物を咀嚼(そしゃく)した感じで脳が揺れている。何が揺れているのかもわからない。船にずっと乗っているような感じ。船から下りたとき、ときどき揺れている、あんな感じ」
また、未明の大きな揺れについては...。
花蓮日本人会・溝渕剛さん「瞬間的には大きかったと思います。時間が短かったので、その分、下の突き上げが、僕は強く感じた」
一連の地震は、3日に起きたマグニチュード7.2の地震の余震とみられ、現地の消防当局は警戒を呼びかけている。
なお日本で、この地震による津波は確認されていない。
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