インドネシアから移送され、成田空港に到着した山崎裕輔容疑者=3月13日午前6時56分

岡山県赤磐市の観光農園経営会社「西山ファーム」の詐欺事件で、愛知県警は23日、津市の30代夫婦から計約1224万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで元代表取締役の山崎裕輔容疑者(43)を再逮捕した。1月に潜伏先のインドネシアで拘束され、県警が同容疑で2度逮捕していた。

県警によると、西山ファームは2015年7月ごろから、果物などの海外転売事業を展開、19年に事実上破綻した。出資すれば配当を上乗せして返金するとうたい、31都道府県の930人から計約133億円を集めたとされる。山崎容疑者が事業スキームを考案し、主導したとみられている。

再逮捕容疑は同社幹部らと共謀して18年11月から19年2月、夫婦に「事業に問題はない」などとうそを言い、商品代金や保証金の名目で18回にわたって計約1224万円を振り込み入金やクレジットカード決済させ、だまし取ったとしている。県警は認否を明らかにしていない。

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