また中央道で事故です。9月13日午前11時ごろ岡谷ジャンクション近くでトラックと乗用車2台の追突事故があり、3人が搬送されました。付近は工事の車線規制で渋滞が発生しやすくなっていて事故が相次いでいます。工事が始まった5月から9月11日までの事故は29件。ネクスコ中日本は「前方に注意し、渋滞情報なども把握してほしい」と呼びかけています。

横転した白い車。後方部分が壊れた車も…。

午前11時ごろ、中央道下り線岡谷ジャンクション近くで中型トラックと乗用車2台が絡む事故がありました。乗用車に乗っていた50代から70代の男女3人が病院に搬送されましたが命に別条はないということです。

警察によりますと、渋滞最後尾の乗用車にトラックが追突。そのはずみで乗用車がその前の乗用車に衝突したということです。岡谷ジャンクション付近では事故が相次いでいます。

(リポート)
「先月、発生した死亡事故現場から数百メートル離れたところで再び事故が起きました」

8月23日には9月13日の現場のすぐ近くで追突事故が発生。1人が死亡、5人が重軽傷を負いました。

また、上り線でも9月10日、大型トラックが軽乗用車に衝突、1人がけがをしました。

共通しているのは「工事渋滞」中の追突です。

岡谷ジャンクションでは5月からリニューアル工事が始まり、中央道、長野道ともに車線規制が行われ渋滞が発生しやすくなっています。ネクスコ中日本によりますと、11日までに起きた渋滞中の事故は29件にも上っています。

ネクスコ中日本 八王子支社交通管制課・佐野正嗣さん:
「工事によって発生している渋滞で脇見運転とかそういった事故が多いと思われますので、まずは前方に注視していただきまして…」

実際に走行すると、12日夕方の中央道上り線。

(記者リポート)
「カーブの先では渋滞が発生しています」

ジャンクションの2キロほど手前の走行車線で渋滞が起きていました。カーブの先は見えづらく前方に注意し車間距離を保つ必要があります。

中央道下り線も慢性的に渋滞が発生。9月13日事故が起きた現場もカーブの先でした。事故防止のためネクスコも渋滞末尾を知らせるライトの設置や情報で注意を呼びかけています。改めて注意点を聞きました。

ネクスコ中日本 八王子支社交通管制課・佐野正嗣さん:
「高速道路上にある情報板であったり、こういった装置(LEDランプの点滅)で道路の情報をしっかりと把握していただきたく存じます。(渋滞を発見したら)ハザードランプを(早めに)点灯して徐々にスピードを落として後続の車両にも速度を落としながら接近して、後続の車両も速度を落としているというのを少し確認しながらご走行いただきたい」

リニューアル工事は繁忙期や冬を除き2029年まで続くため、ネクスコ中日本は前方注意、車間距離を保つなどの安全運転を改めて呼びかけています。

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