ドライブレコーダーに映っていた逃走中の車。長野県松本市で9月13日昼前、パトカーに追跡されていた盗難車が、軽乗用車と衝突、その後、近くに乗り捨てられているのが見つかった。警察が立ち去った男の行方を追っている。
パトカーが盗難車を追跡…
黒っぽいワンボックスカーを調べる捜査員。
昼前、松本市の信明中学校の正門付近で撮影された写真だ。
ワンボックスカーは盗難車。パトカーの追跡を受け、この場所に乗り捨てられた。
その盗難車は午前11時10分ごろ、乗り捨てられた場所から1キロほど離れた場所でドライブレコーダーに映っていた。
道路を走っていると、スピードを出した盗難車が対向車線にはみ出し、危うくぶつかりそうに。
その後を赤色灯をつけたパトカーが追いかけてきた。
警察によると、ワンボックスカーは盗難車で、当時、パトカーが緊急走行で追跡していたという。
軽乗用車に衝突 乗り捨て逃走
盗難車はその後、野溝木工の交差点で軽乗用車に衝突。軽乗用車の女性にけがはなかった。
逃走中に事故を起こしたとみられる。
逃走の様子を目撃した人は、「反対車線をバーッとすごいスピードで逃げる車がいて何事かと思ったら、後ろからパトカーが追いかけていった」と振り返る。
その後、午前11時15分ごろ、中学校の正門前で乗り捨てられているのが見つかった。
乗っていたのは20代から30代くらいの男で、身長170センチくらいの中肉、黒い半袖の上着を着ていたという。
警察が男の行方を追う
中学校では、生徒の安全を考慮し、保護者への引き渡しでの下校とした。
保護者は「車を乗り捨てたという話を聞いて驚いています」、「小さい子たち、これからいっぱい下校で帰ってくるし、早く捕まってほしい」と、子どもたちの安全を心配している。
警察は現場から立ち去った男の行方を追っている。
なお、緊急走行で追跡していた車が事故を起こしたことについて、松本警察署は「現時点で不適切な状況はなかった」としている。
（長野放送）
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