妊娠した元風俗店従業員の女性に「子供は邪魔なんだよ」などと脅して堕胎を強要したとして、暴力団幹部の男が逮捕・送検されました。

13日朝、送検されたのは仙台市青葉区に住む指定暴力団住吉会系幹部の最上孝弘容疑者(55)です。
警察によりますと、最上容疑者は6月29日午前0時ごろから30分間、青葉区の飲食店で、風俗店を経営する男など2人と共謀して、風俗店で働いていた女性(35)に対し「子供は邪魔なんだよ」などと脅迫して堕胎を強要した疑いが持たれています。

警察は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていませんが、女性が出産することで店の売り上げが減るなど、影響が出ることを懸念したとみています。

警察によりますと、最上容疑者は県内の暴力団構成員が最も多く所属する住吉会系組織の首領とみられています。警察は暴力団組員が風俗店の用心棒を務めていた可能性があるとみて、12日、青葉区にある風俗店に家宅捜索に入ったほか、押収したスマートフォンを解析するなどして金の流れを調べています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。