2023年の猛暑の影響や需要の高まりなどで、全国的にコメが品薄となる中、静岡県内でも収穫された新米の品質を確かめる検査が始まりました。
静岡市農協では、新米の収穫が本格的に始まった先週から、コメの品質に国が定めたランクを付ける等級検査がおこなわれています。
検査員:
(白い器で)虫の害があるかないかを見た後に、最近高温で言われるハラジロとか乳白そういったものを見て黒と白を見て総合的に判断する
資格を持つ17人の検査員によって水分量や害虫被害による変色、形状などを目視で調べていきます。
検査されたコメは4つの等級に分けられ、順に高い価格が付けられますが、一番下の4等級は規格外となります。
静岡市農協・石川 春光さん:
暑さの影響は出ております。今検査しているコメでも高温障害で芯が白くなったり周りが白くなったというコメは出てますので、2023年と同じような状況下にはあります
9月12日に検査に訪れたコメ農家の高津友彦さんは駿河区で40年近くコメを作っていますが、今後の猛暑の影響を心配しています。
ただ品薄は徐々に解消すると説明しています。
コメ農家・高津 友彦さん:
全体的に太陽が強いから田んぼの中でモミが乾燥してしまうというのが特徴。皆さんが暑いように田んぼでは米が暑いので、なかなか上手くいかないですけども、時間が来ればコメもちゃんと出回ると思うから、慌てずに騒がずにちょっと我慢してほしいと思います
高津さんは暑さに強い品種を育てるなど対策を講じていますが、猛暑の影響は大きな課題となっています。
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