強い日差しが照りつける日本列島=嶋野雅明撮影

 福岡県の服部誠太郎知事は11日の県議会で、4月末~8月末に県内で熱中症で救急搬送された人が4072人(速報値)に上り、統計を取り始めた2008年以降、最多だったと明らかにした。山本耕一氏(民主県政県議団)の代表質問に答えた。

 県によると、4072人の内訳は亡くなったのが4人、重症70人、中等症1833人、軽症2129人、その他が36人。搬送した人の6割近くが65歳以上の高齢者だった。

 県内では「熱中症警戒アラート」が7月3日~9月11日の間に計45日発表され、7月20日からは30日連続で発表された。暑い日が続いたことが熱中症患者の増加につながったとみている。これまでは18年の3617人(8月末時点)が過去最多だった。【城島勇人】

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