昨年11月、沖縄本島南部で70代の実母をはさみで刺し殺害したとして、殺人罪に問われた40代の女の裁判員裁判の論告求刑公判が11日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判長)であり、検察側は懲役12年を求刑した。

 検察側は被告の女が母親が1人でいる時間帯を知りながら両親宅を訪ね、背後から首を狙って刺したとして「強い殺意に基づく計画的犯行であることは明らか」と指摘。

 弁護側は、女が20年近く精神疾患に苦しみ、自殺の道連れにしようとした経緯を考慮する必要があるとして、懲役8年程度が相当とした。

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