長野県安曇野市に住む60代の女性が3378万円余りの特殊詐欺の被害に遭いました。
警察によりますと2月中旬、女性の自宅に国の機関を名乗る男から「あなた名義の携帯電話を契約しているものがいる」「個人情報が悪用されている」などと電話がありました。
さらに、警察や検察官を名乗る男らから「あなたが特殊詐欺に加担している疑いがある」「マネーロンダリングのお金が入っていないか確かめるためにお金を預かる必要がある」「暗号資産で送ってほしい」などと電話がありました。
女性は4月上旬から中旬の間に、相手の指示通りに購入した暗号資産を4回にわたって指定された複数の送金先にインターネットバンキングなどで送ってしまい、総額は3378万円余りにのぼりました。
しかし、その後、相手と連絡が取れなくなり、不審に思って警察に相談して騙されたことがわかったということです。
警察は同様の被害を防ぐため、「お金に関する不審な電話があったら家族や警察に相談する」「相手に言われるがまま安易に現金や暗号資産を送金しない」ことなどを呼び掛けています。
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