12月に福岡市で開催される「福岡国際マラソン2024」に参加を申し込んだ人たちの氏名や生年月日などの個人情報を含むデータが外部に漏えいしていたと、実行委員会が11日、発表しました。
実行委員会によりますと、漏えいしたのは8月19日午後1時から8月31日午前9時36分までに申し込みをした364人の個人情報で、申し込みの際に必要な氏名や生年月日、性別、国籍、メールアドレス、郵便番号、住所、申し込み種目、自己ベスト記録情報などが含まれています。
19日午後1時から公式サイト上で参加申し込みの受付を開始しましたが、31日午後にシステムへのアクセス権限を持つ事務局員が、これらの個人情報が含まれた申し込みのエクセルデータを誤ってアップロードしたため、8月31日午後9時36分までに申し込みした全員の情報一覧がダウンロードできる状態になっていました。
申し込んだ人から9月9日、大会事務局に連絡があり個人情報の漏洩がわかり、ダウンロードできないようにシステムの対応をしたということです。
ダウンロードができるようになっていたのは大会に申し込んだ人だけで、ファイルは35の端末で延べ67回ダウンロードされていましたが、これまでのところ二次被害は確認されていないということです。
実行委員会は申し込んだ人へお詫びとダウンロードしたデータの削除を依頼するメールを送るとともに「今回の事態を重く受け止め、引き続き二次被害発生状況の監視を行うとともに、再発防止に向けた管理・指導等の対応を実施してまいります」とコメントしています。
福岡国際マラソンをめぐっては去年の大会で、大会車両と参加選手がコースの折り返し地点で接触し選手がけがをする事故が起きています。
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