2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は10日、参加国が自前で建設する「タイプA」など海外パビリオンの配置図を初めて公表した。161カ国・地域と9の国際機関が参加予定で、配置が未定の4カ国を除き、大半のパビリオンの位置が固まった。大屋根「リング」内の「静けさの森」を中心に、3ゾーンに分けて配置される。
タイプAは「万博の華」と称され、当初は約60カ国が希望したが、資材価格の高騰などで約2割減の47カ国となる見通し。5日時点でうち40カ国が着工したが、建設業者が決まっていない国もまだ4カ国ある。
協会が建設を代行する簡易型の「タイプX」は5カ国。タイプAの47カ国と合わせて、計52カ国が独自のパビリオンで参加する予定だ。このほか、協会が建設し、参加国が借り受ける「タイプB」が17カ国、共同入居型の「タイプC」は92カ国となる。【東久保逸夫】
海外パビリオン配置図 国名リスト
①ネパール②ルクセンブルク③ドイツ④韓国⑤共同館⑥アゼルバイジャン⑦イラン⑧モナコ⑨トルコ⑩タイ⑪スペイン⑫サウジアラビア⑬オーストラリア⑭インドネシア⑮インド⑯ウズベキスタン⑰セルビア⑱バングラデシュ⑲セネガル⑳エジプト(21)共同館(22)共同館(23)チリ(24)チュニジア(25)カンボジア(26)アルジェリア(27)ラトビア・リトアニア(28)欧州連合(29)ベルギー(30)イタリア・バチカン(31)シンガポール(32)ブルガリア(33)オランダ(34)共同館(35)オマーン(36)ハンガリー(37)ポーランド(38)ルーマニア(39)英国(40)アンゴラ(41)アイルランド(42)マレーシア(43)共同館(44)ヨルダン(45)ペルー(46)ボツワナ(47)ギリシャ(48)モザンビーク(49)フィリピン(50)米国(51)フランス(52)ベトナム(53)エルサルバドル(54)カタール(55)アラブ首長国連邦(56)カナダ(57)ポルトガル(58)コロンビア(59)スイス(60)オーストリア(61)ブラジル(62)クウェート(63)中国(64)国際機関(65)国際連合(66)国際赤十字・赤新月運動(67)バーレーン(68)トルクメニスタン(69)北欧(70)マルタ(71)チェコ
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