2022年に静岡・牧之原市で送迎バスに園児が置き去りにされ死亡した事件の裁判が23日から始まり、業務上過失致死の罪に問われた当時の園長とクラス担任は、ともに起訴内容を認めた。
当時3歳だった河本千奈ちゃんは2022年9月、静岡・牧之原市で認定こども園の送迎バスに置き去りにされ、重度の熱中症で死亡した。
当時の園長でバスを運転していた増田立義被告（74）は車内の確認を怠ったとして、また当時のクラス担任の西原亜子被告（48）は、千奈ちゃんがいないことに気づきながら保護者への連絡を怠ったとして、業務上過失致死の罪に問われている。
23日の初公判で、2人は起訴内容を全面的に認めた。
そして検察側は、送迎バスのドライブレコーダーから千奈ちゃんが声を発したにもかかわらず、増田被告が千奈ちゃんの存在に気づかなかった点を明らかにした。
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