福岡県直方市の浄水施設工事を巡り、収賄の罪に問われている直方市職員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を否認し無罪を主張しました。

起訴されているのは直方市職員の阿部智明被告(49)です。

起訴状によりますと阿部被告は上下水道課の係長だった2022年から去年にかけて、浄水施設の除草工事の下請けに業者が入れるよう便宜を図った見返りとして、家具など約123万円相当を受け取ったとされています。

福岡地裁で開かれた10日の初公判で阿部被告は「便宜を図った行為は直方市職員としての職務に関連する業務ではない」などと起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

一方、検察は年間100万円を毎月分割する形で阿部被告が業者側に「ほしいものリスト」を送っていたなどと指摘しました。

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