アメリカ軍関係者による過去の性暴力事件が公表されていなかったことを受け、佐世保市の女性団体が事件を速やかに公表するよう政府に求めることを市と議会に申し入れました。

「私達は安心して暮らせる町、佐世保市を望んでいます」

8月26日、申し入れをしたのは「佐世保女性ネットワーク」のメンバー8人です。

各地でアメリカ軍関係者による性暴力事件が非公表だったことが分かるなか、長崎県内でもアメリカ軍関係者による2016年と2017年の2件の性暴力事件が県警の判断で公表されていなかったことが分かっています。

県警は「被害者のプライバシー保護」などを理由に挙げています。

女性団体は、事件の速やかな公表を県警と政府に求めることなど4項目を市と市議会に要望しました。

佐世保女性ネットワークのメンバー
「事件が起こらないとは言い切れない。佐世保市としても毅然とした態度で沖縄のような事件を起こしては困ると強い態度で言っていただきたい」

市基地政策局の北村局長は、「アメリカ軍には申し入れがあったことを伝えると共に、これまで通り綱紀の粛正と再教育を求めていく」と述べています。

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