バケツから出てくる大量の硬貨。
回収された場所は、国の天然記念物に指定された池「忍野八海」だった。
国の天然記念物・世界遺産にも登録される「忍野八海」で回収作業
「イット!」は週末に行われた回収作業を取材、池の中からは意外なものも出てきた。
この記事の画像(27枚)富士山の麓にある、山梨県の「忍野八海」。
国の天然記念物であるだけでなく、世界文化遺産にも登録される景勝地。
「イット!」はこれまでも、この場所で起きている観光客による硬貨の投げ入れ問題を取材してきた。
7日に取材した時も、コインを池に投げ入れる外国人観光客がいた。
ーーなぜ硬貨を投げた?
外国人観光客:
私の願いがかなうと思ったから。「禁止」と書かれた看板は見ていない。
“願い事がかなう”などと勘違いした外国人観光客などによって、池の底に大量の硬貨がたまっているこの問題。
水質の悪化が心配されるため、池を管理する山梨・忍野村は池の近くに看板を立て、注意を呼びかけている。
標高が高いため過酷な回収作業
現在の池の状態を改善するため、回収作業を行ったのはボランティアのダイバー。
この作業は、2024年5月にも行われたが…、
ボランティアダイバー・坂本新さん:
かなりの量が落ちていると思います。前回はコインが見えなくなるまできれいにしたので、コインがこれだけ目立つっていうのは、かなりの人が落としてるなっていうのは感じます。
この日の作業では、日本円だけで約6万円分。
ほかに外国の硬貨。
そして、折りたたみ傘やiPhoneまで回収された。
忍野八海は標高が高く、作業が過酷なため、1回で回収できる量もわずか。
しかも投げ込まれた硬貨は何層にも重なっているため、1日では作業が終わらないという。
忍野村は、現在の看板とは別にイラストつきの看板やチラシの配布などの新たな対策を検討している。
(「イット!」9月9日放送より)
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