宮崎県警宮崎南署は6日、用水路に熱中症で転落した高齢女性を救助したとして、宮崎市内の大学生2人に感謝状を贈った。
宮崎大工学部4年で熊本県宇土市出身の近藤麟太朗さん(21)と、宮崎県高千穂町出身の佐藤裕斗さん(22)。7月17日午前11時ごろ、車で宮崎市内を移動中に車道脇のガードパイプに座っていた女性(74)が気を失うように後ろに倒れていったのを発見し、用水路に落ちた女性を2人で協力して助け出した。
室屋利春署長から感謝状を受け取った近藤さんは「当たり前のことをしただけ」と謙遜し、佐藤さんは「駆けつけた救急隊や警察の方に『ありがとう』と言われ、うれしかった」とはにかんだ。
2人は、他の同級生1人と仲間3人で1年生の頃から「困った人を見かけたら助けよう」と話していたという。室屋署長がさっそく「警察という仕事も、人命救助につながる部分もある」とくどいていた。【塩月由香】
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