8月に宮崎県内を襲った台風10号は、畜産業にも影響を及ぼしています。都城市の養豚場では30メートルにわたって崖崩れが発生しました。
(はざま牧場 間健二朗社長)
「言葉がないというか、受け止めざるを得ませんし、これ以上被害が大きくならないといいなと。」
都城市高城町にある豚の肥育農場です。
(又川岳人記者)
「元々は豚舎があったというこちらの場所。すぐ横では、崖が30メートル以上に渡って崩れてしまっています。」
およそ6万2000頭の豚を育てている「はざま牧場」のこちらの農場では、台風10号の影響で大規模な崖崩れが発生し、現在も手つかずのままです。もともとこの場所は今年7月の大雨で崖の一部が崩落し、豚舎1棟が撤去されたばかりでした。
豚舎にいたおよそ1100頭の豚に被害はありませんでしたが、台風シーズンが続く中、さらに崩れると別の豚舎にも被害が拡大する恐れがあり、警戒を強めています。
(はざま牧場 間健二朗社長)
「1棟作り直せば約5000万円はかかると思います。あと、そこに入れる豚の行き場所も確保しないといけないので、そういう意味での経済的な被害は出てきます。」
崩れた崖の修復や新しい豚舎の導入は、目途が立っていないということです。
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