高尾道一容疑者が着用していたカラスの羽根を刺した帽子=警視庁提供

 美容室に侵入して金庫を盗んだとして、警視庁捜査3課は9日、住所不定、無職、高尾道一容疑者(52)を窃盗容疑などで逮捕したと発表した。高尾容疑者は東京都港区周辺の店舗に繰り返し盗みに入っていたとみられる。拾ったカラスの羽根3本を刺した帽子をかぶっており、捜査員から「カラスの高尾」と呼ばれていたという。

 逮捕容疑は7月5日午前0時ごろ、港区の美容室に侵入し、現金約4万円が入った手提げ金庫を盗んだとしている。容疑を認めているという。

 警視庁によると、現場周辺の防犯カメラに、羽根のついた帽子をかぶっている人物が映っており、高尾容疑者が浮上した。高尾容疑者はカラスの羽根について「お守りのため」と説明。「東京が一番お金になる。他に10件くらい盗みをした」と供述しているという。警視庁は5~7月に港区の飲食店などから計約120万円を盗んだとみて調べている。【菅健吾】

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