ブドウ狩りのシーズンが最盛期を迎え、籠いっぱいに収穫したブドウを運ぶ子供たち=山梨県甲州市勝沼町の「坂本園」で2024年9月7日、手塚耕一郎撮影

 ブドウ生産量日本一の山梨県で、ブドウ狩りが最盛期を迎えている。

 甲州市勝沼町の観光農園「坂本園」では、人気のシャインマスカットなど32品種を栽培。家族連れなど多くの人たちが訪れ、収穫を楽しんでいる。

 にぎわいの一方、今年の猛暑が生育に影響し、生産農家を悩ませている。JAフルーツ山梨によると、ブドウは昼と夜の気温差で色づきが良くなり、糖度が増すが、今年の暑さで一部品種の色づきに影響が出ているという。

 園主の坂本浩さん(49)は、「暑さは困るが、日射も必要。ブドウの生産はバランスが難しいです」と語る。ブドウ狩りのシーズンは10月中旬まで続く。【手塚耕一郎】

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