さまざまな業界で人手不足が深刻になる中ここ数年岩手県警でも応募者が減少傾向にあります。
こうしたなか警察官の仕事や魅力を知ってもらい意欲ある人材の確保につなげようと県警では初のインターンシップが行われました。
インターンシップは警察官にふさわしい人材の確保をと県警本部が初めて企画。
9月3日から4日間さまざまな警察の業務を県内外の学生や社会人など延べ100人が体験しました。
最終日の6日は機動隊についてで雪山で寒さをしのぐためのグッズが紹介され参加者が使ってみました。
参加者はうまくは使えませんでしたが笑い声が上がり会場はなごやかな雰囲気に包まれました。
次は車の中に閉じ込められた人を救出する訓練を見学。
機動隊員は工具でドアを取り外して救助者に見立てたマネキンを無事救助しました。
業務を間近で見た参加者は警察官に対する関心が一層高まったようです。
大学生
「ドラマみたいにズバッて解決することはなくて警察官一人一人の努力で成り立っている仕事なんだなと思った」
県警によりますと採用試験の受験者は2004年度の1559人をピークに減少傾向で2023年度は254人とピーク時の約7分の1まで落ち込みました。
県警警務課採用係 中村友紀採用主任
「やはり実際に体験してもらう(ことで)警察という仕事の中に自分の能力が合っているというのを見つけてもらうのがインターンシップの良いところでもある」
警察本部ではインターンシップが使命感のある受験者の増加につながればと期待を寄せています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。