コメ不足や価格の高騰が叫ばれる中で新米のシーズンがやってきました。下田市では小学生が自分たちで植えた稲の刈り取りに挑戦。一方、農家からは米の値上がりに理解を求める声が聞かれました。
黄金色に輝く稲穂。静岡県下田市でも新米に収穫の時が訪れました。
田んぼにやってきたのは下田市立稲梓小学校の3年生と4年生。
2024年5月に自分たちで植えたキヌヒカリの収穫を行います。
子どもたちは農家に鎌の扱いを教えてもらいながら、実った稲を丁寧に刈り取っていきました。
参加した小学生:
楽しいです
参加した小学生:
疲れました。(Q.稲刈り上手だったけど?)家でも(手伝いで)やってるから
参加した小学生たち:
(Q.みんなでやるお米作りは楽しいですか?)はい、楽しいです。それに美味しい、このお米がとっても美味しい
しかし、農家は猛暑の影響を懸念している様子でした。
農家・森永孝太郎さん:
(Q.米の出来はどう?)出来は良くない。天候が良すぎちゃって粒も少なく小さい。(Q.暑さの影響で?)うん、実の入りも少ない
猛暑の影響で甘味はあるということですが、稲穂に付いた米の粒が少なく、コメが白く濁る高温障害も出ているといいます。
毎年続く異常な暑さに品種の変更も検討しています。
また、最近のコメの価格については生産者として理解を求めています。
農家・土屋郁雄さん:
2024年辺りは肥料なんかが倍以上してますから、多少値段は上がって来ると思いますけど、生産者が潤うということはまず無いと
農家・森永孝太郎さん:
農家にしてはありがたい。今まで我慢していたから、肥料が値上がりしても。(コメの価格が)上がると買わないし。今まで安すぎたのではないかな。農家もやっていけて消費者も買える値段にすれば一番いい
これから迎える本格的な新米シーズン。
コメの価格は高止まる可能性もありますが農家は理解を求めています。
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