岩手県盛岡市は9月5日から市内の中心部を流れる中津川沿いに立つヤナギの木を伐採する作業を始めました。
隣接する景観重要建造物への悪影響が見られたためで苦渋の決断です。

井上智晶アナウンサー
「長年市民に親しまれ盛岡の歴史ある風景を作ってきたヤナギの木ですが伐採作業が始まり一本一本枝が切り落とされています」

5日に伐採作業が行われたのは盛岡市紺屋町の中津川沿いの市道に立つ3本のヤナギの木のうちの真ん中の木です。

関係者の話では40年以上前に植えられたもので隣接する市の景観重要建造物「茣蓙九」とともに風情ある景観として市民に親しまれてきました。

しかし3年ほど前成長したヤナギの根が茣蓙九の土蔵の塀を持ち上げ小さな損傷を与えていたということです。

対策を市や周辺の住民が協議を重ねてきたところ2024年になって大きな被害が確認されました。

盛岡市道路管理課 兼平修治課長
「一部壁の崩落を確認したので、これ以上被害が拡大しないように伐採することを決定した」

ヤナギの対応について話し合ってきた住民は…

協議してきた住民
「(ヤナギは)大好きだけど壊れかけていた塀が気になっていた。この2~3年」

5日は枝が切り落とされる様子を足を止めて見守る市民もいました。

伐採作業を始めて約5時間後緑に覆われていたヤナギは枝が全て切り落とされました。

幹は6日切断される予定で他の2本は2025年4月以降に伐採されることになっています。

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