2022年9月に静岡県牧之原市で幼稚園の送迎バスに女児が置き去りにされ死亡した事件をうけ、全国の幼稚園などでは送迎バスへの安全装置の設置が義務化されました。

小倉 将信 こども政策担当相(2022年10月当時):
今回のような事故が二度と発生しないよう、さまざまな対策を講じる上で複層的な対策が必要と思っています。ヒューマンエラーを防ぐためのデジタル装置の導入は非常に重要だと思っていて、そうした観点から安全装置の義務化を決定させていただきました

事件を受け国は、2023年4月から全国の幼稚園や保育所特別支援学校などを対象に、送迎バスの安全装置の設置を義務付けました。

静岡県内では 2023年8月末時点で53%だった設置率は、6月末時点で99.9%にのぼっています。

送迎バスに安全装置が設置された県内の幼稚園などでは万が一を想定した訓練が定期的に行われています。

指導員:
手で強く押すとプーと音が鳴るようになっている

また県は事件以降保育施設に安全管理の指針やヒヤリハット事例をまとめた資料を配布するなどして安全管理マニュアルの作成を促しています。

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