差し押さえられた車を無断で移動させて横領したなどとして、札幌市豊平区に住む配送員の男(67)が逮捕されました。

 男は札幌市に差し押さえられていた自身の軽乗用車(時価10万円)を移動させて横領し、車に掲示されていた財産公示書を取り除いた疑いが持たれています。

 警察によりますと、男は7月25日、税金の滞納に関する督促状に応じなかったため、札幌市南部市税事務所の職員に車を差し押さえられました。

 市税事務所は、車を札幌市豊平区豊平6条3丁目の男の自宅付近の駐車場で保管していました。

 その後、男は7月25日から8月5日までの間に、タイヤのロックとドアミラーに掲示されていた財産公示書を取り除き、車を移動させたということです。

 8月8日、市税事務所の職員が警察署を訪れ、被害を申告しました。

 警察は被害関係者への聞き取りや付近の防犯カメラで男を特定。9月4日、男を封印等破棄・横領の疑いで逮捕しました。

 調べに男は「逮捕された事実の通りです」と容疑を認めています。

 警察は動機や事件の経緯など詳しく調べを進めています。

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