愛知県東郷町の第三者委員会は22日、井俣憲治町長(57)による職員へのパワハラやセクハラに関する調査報告書をまとめ、町に提出した。職員などへの聞き取り内容を踏まえ、該当する言動が複数あったと認定。「町政に対する悪影響を生んだと言っても過言ではない」とした。

第三者委は23日に記者会見を開き、詳しい調査結果を説明する。

井俣氏のハラスメント疑惑は昨年11月、町職員が独自に実施した非公式アンケートで発覚した。職員に「死ね」「おまえら殺すぞ」と発言したり、着ぐるみを着た女性職員に抱き付いたりしたとの内容で、井俣氏は指摘された言動を認め、陳謝した。第三者委の結論を踏まえ、進退を判断する考えを示していた。

同月には町長に対する不信任決議案が町議会に提出されたが、否決されている。

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