坂本哲志農相は3日の閣議後記者会見で、スーパーなど一部店舗でコメの品薄が続いていることに関し「(新米の店頭価格は)平年より割高感があるだろう」と述べた。大阪府が要請している政府備蓄米の放出については「年間を通じて供給が不足する場合の対応だ」とし、改めて慎重な考えを示した。

 坂本氏は、2024年産米の価格の具体的な上昇幅については明言しなかったが、JAグループが生産者に前払いする概算金が「(前年より)2~4割ほど高いと承知している」と述べた。

 年間出荷量の4割が9月末までに供給される見込みだとして、品薄は今後、解消に向かうと強調した。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。