長野県山ノ内町で8月31日、小学校に近い住宅地でクマの目撃が相次ぎました。町内ではクマの目撃が増えていて、警察や町はパトロールするなど警戒を強めています。

パトロールの警察官:
「ここ数日、この付近でクマが連続して出没しています」

山ノ内町佐野では31日の早朝、住宅地で体長80センチほどのクマが目撃されました。また、夜9時ごろにはその近くで体長1メートルほどの1頭が目撃されました。いずれもクマは立ち去り、発見に至っていません。

すぐ近くには小学校があり、9月2日朝も警察などが警戒を続けました。

町内では8月、クマの目撃情報が去年(2023年)の倍近い61件寄せられていて、農作物への被害も32件確認されています。

佐野地区では、8月17日にも道の駅の南側の水田で1頭の目撃情報がありました。

こちらの農家の男性も7月にクマを見かけたそうです。

クマを目撃した農家:
「(7月下旬)畑で真っ黒で1mくらいのこんもりした(クマ)がのそのそ歩いていた。今年は特に多い」

地元の農家:
「ちょっと心配、怖いですね、夕方とか朝早い仕事だと、ラジオとかつけて(対策し)ないと怖いです」

町も猟友会と連携し朝や夕方のパトロールを行っているということです。

県内では今年度、クマによる人身被害が8件にのぼり、県は「出没注意報」を11月まで延長しています。

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