台風10号は9月1日午前9時現在、東海道沖でほとんど停滞しています。

中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、風速15メートル以上の強風域は中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内です。

台風10号は9月2日にかけて北上して東海地方に接近し、熱帯低気圧に変わる見込みとですが、熱帯低気圧に変わった後も静岡県を含む東海地方に暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続く見通しとなっています。

このため、2日にかけて断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるところもありそうです。

8月26日午後5時の降り始めから9月1日午前5時までのアメダスの速報値による降水量は、伊豆市天城山・919.0ミリ、静岡・728.0ミリ、藤枝市高根山・704.0ミリなどとなっていて、9月1日に予想される1時間降水量はいずれも多いところで西部・中部・東部・伊豆とも50ミリとなっています。

また、1日午前6時からの24時間に予想される降水量は西部・中部・東部・伊豆とも150ミリです。

一方で、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいることから気象台は土砂災害への厳重な警戒とともに、強風や高波、激しい突風などへの注意を呼びかけています。

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