国民民主党の玉木雄一郎代表(関勝行撮影)

衆院東京15区補欠選挙に立候補している無所属新人の乙武洋匡氏(48)=国民民主推薦=の街頭演説会で陣営関係者とみられる男性を突き飛ばしたとして、警視庁城東署が暴行容疑で男を現行犯逮捕した事件について、国民民主党の玉木雄一郎代表は22日、X(旧ツイッター)で、「正直、身の危険を感じる瞬間でしたが、その後、マイクを握った乙武候補が発した最初の言葉は、恐怖を感じたであろう聴衆を気遣う言葉でした」と書き込んだ。

逮捕容疑は、21日午後7時過ぎ、東京都江東区のJR亀戸駅前の演説会場で、男性に暴行を加えたとしている。

玉木氏も街頭演説会に参加し、暴行事件は玉木氏が演説している際に発生したという。玉木氏は演説を続けた乙武氏を「度重なる妨害と威嚇にひるまず、思いを訴え続ける」とした。

東京15区補選を巡っては乙武氏らへの選挙妨害行為が相次いでいる。玉木氏は19日にもXで「われわれは時に命をかけてマイクを握っている。私自身も身の危険を感じた。四肢のない障害を持つ乙武候補の恐怖はいかばかりだったか。卑劣な妨害には絶対に負けない」と投稿した。乙武氏は生まれつき両腕と両足がない障害を抱え、車いすで活動している。

衆院東京15区補選は他に諸派新人の福永活也氏(43)▽参政党新人の吉川里奈氏(36)▽無所属元職の秋元司氏(52)▽日本維新の会新人の金沢結衣氏(33)=教育推薦=▽諸派新人の根本良輔氏(29)▽立憲民主党新人の酒井菜摘氏 (37)▽諸派新人の飯山陽氏(48)▽無所属新人の須藤元気氏(46)─が出馬している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。