台風10号は、31日午前11時50分現在、紀伊半島の南を東寄りに進んでいて、FNNのまとめではこれまでに6人が死亡、124人がけが、1人が行方不明となっています。
今後、東海を中心に大雨に厳重な警戒が必要です。
静岡・熱海市では、31日朝までの48時間雨量が、509.5mmと観測史上1位となりました。
市内の火葬場では、30日夜、大量の水や土砂が流れ込み、施設内に高さ1.2メートルから1.5メートルほどの土砂が堆積しているということです。
巻き込まれた人はいませんでした。
また現在もこの台風の影響で、東海を中心に激しい雨が降っていて、1時間雨量が三重・桑名市で45.5mm、愛知・新城市で44mmを観測しました。
9月1日朝までに予想される雨量は、東海で300mm、近畿で200mmなどとなっています。
特に、東海では9月1日の午前中にかけて、線状降水帯が発生し、大雨による災害の危険性が高まる可能性があります。
大雨災害に厳重に警戒してください。
台風10号は、このあと自転車並みの速度で東寄りへ進み、9月1日にかけて紀伊半島に接近する予想です。
ただ、その後は、予報円が大きく進路が定まりません。
また台風の動きが遅いため、近畿や東海、関東などで大雨が長引く可能性があります。
引き続き、土砂災害や河川の増水に警戒をしてください。
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