2023年7月、札幌市ススキノのホテルで頭部を切断された男性の遺体が見つかった事件。
実行役の田村瑠奈被告(30)が殺人などの罪で起訴され、父親の修被告(60)と母親の浩子被告(61)が死体遺棄ほう助などの罪で起訴されました。
8月30日、母親の浩子被告の3回目の裁判が開かれましたが、予定されていた、修被告の証人尋問は新型コロナに感染したため延期となりました。
これまで両親は娘の犯行計画を知らなかったと主張していますが、8月30日の裁判では検察側が父親が事前に知っていたことを示す証拠を提出しました。
検察側の新たな証拠
検察側は、修被告が瑠奈被告と一緒に市内のディスカウントストアで刃物を購入していた防犯カメラの映像を証拠として提出。
また事件後には、浩子被告が修被告にLINEで「そういえば車のGPS履歴は残りますか」と聞いたことも明らかにしました。
その後、このメッセージはスマホから削除されたということです。
【事件前の動き】
5月28日 サバイバルナイフをネットで購入
6月20日 「漂白剤」で指紋が消せると検索
6月21日 首を切断するシーンがあるホラー映画を借りる
6月25日 「スーツケース 耐荷重100キロ」と検索
【事件後の動き】
浩子被告「そういえば車のGPS履歴は残りますか」と修被告のLINEに連絡
その後、メッセージは削除されたか
今後の動きは?
9月5日にはいよいよ田村瑠奈被告の公判前整理手続きが行われます。
ここでは、裁判官、検察官、弁護士の三者で争点をすり合わせます。
また10月1日には、浩子被告の4回目の裁判が開かれ、父親の田村修被告も出頭し、証人尋問が行われる予定です。
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