台風10号です。長野県内は湿った空気の影響でこの週末は南部を中心に大雨となるところがある見込みです。9月1日には熱帯低気圧に変わる予想ですが、週明けも影響が残り大雨に注意が必要です。こうした中、学校では、「その時」を想像しながら、防災意識を高める取り組みが行われました。

長野市の北部中学校の給食の時間。30日の献立のメインは非常食の「救給カレー」です。レトルトパウチを開けると、コメとルー、具材が混ざって入っていました。

3年生:
「いつものカレーとほぼ同じ味でおいしい」

水を加えたり、加熱したりせずにそのまま食べられるカレー。長野市の給食センターには約2万食が備蓄されているということです。「台風10号」が接近する中、生徒たちも備えをするほか、防災意識を高めていました。

3年生:
「家の外のテントを全部家の中にしまったり、外にあるいろんなもの片付けたり工夫した」
「家にある食べ物とか見直して、栄養も考えて避難するときに必要なものを考えていきたい」

「防災献立」は、長野市の小中学校で10月までの間に提供されます。

いつどこで起きるか分からない災害。台風10号が近づく中、生徒たちは真剣に学んでいました。

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