台風10号は九州北部を横断し、まもなく四国に再上陸する見込みです。

そして、台風から離れた関東でも大雨による被害が出ています。

神奈川・平塚市の土砂災害の現場から木村拓也キャスターが中継でお伝えします。

平塚市では今、雨と風はやんでいます。

ただ、すさまじい量の雨が降った影響で、道路で土砂崩れが起き、寸断されてしまいました。

今、作業しているのか、黄色い重機が見えます。
ここから重機まで通行止めとなっていて、車両が通行できません。

その手前、中央の道路の真ん中には木々が立っています。

これは左側から流れてきたんですが、引っかかって今道路の真ん中に立っています。

さらにその手前を見ると、土砂とともに大きな岩がゴロゴロと転がっています。

これは近くの住宅の手前にある石垣が全て崩れてしまったといいます。

よく見ると、住宅の下の部分、基礎の部分がむき出しになっています。

そして、その隣には配管が見えます。
さらに右に行くと、恐らくここにもともと石垣があったのであろうという残骸が見えます。

神奈川・平塚市は1時間に57mmという、8月としては観測史上1位の雨が降りました。

その影響で、午前7時前にこの場所が崩れたということです。

この住宅の70代の夫婦に話を聞くと、今は避難の準備をしていて、このあと夜に自身の子供たちのところに避難をするということです。

そして、当時の状況を近隣住民に聞くと、午前6時45分ごろだったと記憶していると話をしていましたが、地響きと地鳴りがゴーっと鳴って、地震かなと錯覚するような大きな揺れと音がしたということでした。
気づいたら、これだけ崩れてしまったということです。

今、いったん雨はやんだとしても、台風から遠い関東でもすでに土砂に水がたまっていて、少しの雨でも崩れやすくなっています。

厳重に警戒をしてください。

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